2025.09.18

弊社では、同じE・Jグループの日本インフラマネジメント(株)と連携しながら、栃木県発注の橋梁定期点検において、水中部における橋梁下部工の洗堀状況やボックスカルバート(箱型函渠)等の劣化損傷状況の調査を、最新の水中ドローンを活用して点検を実施しました。
調査員が立ち入ることが困難な狭隘箇所や危険な箇所などにおいては、これまで詳細な近接目視点検が難しい状況でしたが、新型水中ドローンを活用すれば効率的かつ安全に点検を行えることが確認できました。

・LEDヘッドライト、高画素カメラ、レーザースケーラー、ナロービームなど様々な機能を搭載し、取得したデータをもとに、構造物のき裂の長さや幅、水中の地形についても解析が可能です。
・埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故などインフラの老朽化が顕在化している中で、点検困難箇所の有効な点検ツールとして今後期待できるものと考えています。
点検箇所の現場条件
今回の点検では、以下のような現場条件において調査を行いました。

・暗く、延長が長いボックスカルバート内部
暗く、延長が長いボックスカルバートで、底にはヘドロが堆積し、調査員が立ち入ること
が危険な箇所において、水中ドローンにLEDライトと高画素のアクションカメラ(GoPro)
を取り付け、内部を撮影・調査しました。
・桁下高1m未満の狭隘な桁下部
桁下高1m未満で調査員が入ることが困難な狭隘な水中部を含む桁下部においても、水中ドローンを活用して調査しました。

・橋脚周辺の洗堀状況調査
常時湛水し、濁りがある河川の河床地形や橋脚周辺の洗堀状況を、水中ドローンを活用して調査しました。
今回の成果
新型水中ドローンの導入により、
・安全性の向上(調査員の立ち入りが困難、危険な箇所でも安全に調査が可能になった)
・効率的な作業(短時間で効率的に必要なデータの取得が可能になった)
・高精度な記録(暗所、濁りのある水中部でも鮮明な動画と画像の取得が可能になった)
といった成果を得ることができました。
今後のさらなる活用につながる有意義な点検となりました。
なお、調査に併せてゴミ等の清掃が必要なこと、調査には一定の水深(最低50cm以上)が必要であること、ダム湖や調整池などの湛水部にある構造物の調査に適していることなどが、今回の現地調査を実施する中で、改めて確認をしました。


